昨今、BRICsに次ぐ経済成長を見せる東南アジア諸国。日本にとっても大切な存在であるアジアの国々は、今どのような状況にあるのでしょうか?

グローバリゼーションが加速し、マーケットも拡大する中、ソーシャルメディアマーケティングが国境を越えて活発化する日も遠くはありません。

そこで今回は、東南アジアの近況についてご紹介します。各国で普及しているアプリも多種多様!勢いづく東南アジア諸国の近況は、知っていて損はないでしょう。

ASEAN(東南アジア諸国連合)

東南アジア地図
ASEAN(東南アジア諸国連合)は、東南アジア10か国から成る連合体です。

ASEAN(出典:アセアン キッズセンター)
【参加国】
インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス、ブルネイ

GDP(1.5兆米ドル)ではまだEUなどに及ばないものの、人口規模は5億7,000万人という、巨大な市場です。

ASEAN経済共同体(ASEAN Economic Community;AEC)の発足

市場

AECとは、人やモノ・サービスなどの移動を域内で自由化させ、貿易の活発化、そして加盟国全ての経済発展を目標にする経済共同体です。2020年の発足予定が前倒しされ、2015年12月31日に始動しました。

ASEAN域内の人口は約6億2千万人で、総生産量は約2兆5千億円と見込まれます。東南アジアの巨大市場が実現したことは、日本はもちろん、中国やインド、オーストラリアなど近隣諸国にとっても大きな出来事です。

モノの移動の自由化については、一部の品目を除き、シンガポール、ブルネイ、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンの6か国の間では関税が全撤廃されています。他の加盟4か国についても、2018年までに例外を除く全品目の関税撤廃が掲げられています。

人やモノの移動が自由化されるとなると、インフラの整備は欠かせません。2015年4月には日本の国際協力による「つばさ橋」が開通し、現地の人々の生活の要となっています。

最近話題となったインドネシアでの高速鉄道計画では、日本と中国が受注競争を繰り広げました。このように、ASEANへの巨額の投資を重視する先進国は少なくなく、ASEAN諸国との関係強化が各国の狙いであることは明らかです。

ASEAN諸国のインターネット利用状況は?

ケータイ

ASEAN諸国について、発展途上というイメージは多少色濃く残るのが現状ですが、モバイルの普及率SNSの利用率は、日本よりも高い国が存在します。
モバイル×SNS(出典:ソーシャルメディアラボ ガイアックス)

また、最近になって日本の若者の間でも活発的になったオンラインショッピングについても、すでに一部の国では一般化しているようです。タイやマレーシア、シンガポール、ベトナムでは、オンラインショッピングを過去1か月以内に行ったひとの割合が、日本よりも高い数値を示しています。

wearesocial(出典:we are social)

普及しているモバイルアプリは?

主要モバイルアプリ@タイ(出典:ソーシャルメディアラボ ガイアックス)

タイでは、FacebookLINEが上位に並びます。バンコクなどには現在多くの日本人が滞在しており、街中の雰囲気もどことなく日本に似ているタイ。アプリの使用状況などからも、日本との親和性は東南アジアの中で最も高いといえます。

マレーシアでは中国のアプリWechatが、インドネシアでは日本ではあまり馴染みのないブラックベリーメッセンジャー(BMM)が、それぞれランクインしています。

東南アジア諸国で共通して普及していたアプリが、Facebookです。日本ではInstagramやTwitterでのプロモーション活動が活発ですが、ASEAN向けに有効なのは、やはりFacebookであることは確かです。

Facebookでどうアピールするか

これまで外資規制が厳しかった東南アジアでも、今後、規制緩和に向けた動きが活発化することが予想されます。

しかし、ASEAN諸国に進出することが以前よりも容易になる一方で、海外でのビジネスハードルを乗り越えることは欠かせません。日本企業の多くが直面する、販売先の確保現地パートナーとの信頼関係構築人材育成については、予め考えなければなりません。

Facebookのアクティブユーザーが世界的にも多く存在する東南アジアでは、英語表記モバイル対応を重視した広告を発信することが重要であるといえます。

また、モバイル広告に好意的である点も東南アジアユーザーの特徴で、企業やブランドについての情報を積極的に求めている傾向も見受けられます。

今後、Facebookでのブランディング強化が、海を越えたソーシャルマーケティングの大切なカギのひとつとなることは間違いないでしょう。

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