いまや世界で6億人が日常生活の中で楽しんでいるInstagram。クリエイティビティあふれるプラットフォームであるInstagramは若い世代を中心に一気に市民権を得て、いまや中高年世代にも広く愛されています。

そうしたInstagramで起きているユニークな現象の一つが、一般ユーザーが大人気インスタグラマーとして数万あるいは数十万人のフォロワーを抱えているということ。

中には、企業プロモーションにまで起用されるようなモデルとして活躍している人も現われ始めています。

こういった人々がどの様に台頭してきたのか?特定層に深くささり、熱心なファンを持つ新たな時代のモデルの素顔に迫ります。

雑誌と比べて細分化されたセグメントを生み出すInstagram

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従来より、ファッション雑誌を中心に多くのタイプのモデルが活躍してきました。ファッション雑誌では通称”読モ”と呼ばれる読者モデル=一般人モデルも多く誕生しています。

では、ファッション雑誌の読者モデルとInstagramで新たに生まれている一般ユーザーモデルとは何が違うのでしょうか?

最も異なるのは、セグメントの分け方の粒度です。例えば、20代のカジュアルファッション好きには『non-no』、30代のコンサバなファッション好きには『VERY』など、雑誌単位ではこういった粒度で読者セグメントが分かれていました。

しかし、個人が発信するプラットフォームであるInstagramでは、数え切れないほど細かにセグメントが分かれています。例えば、「身長100cm・幼稚園児・おしゃれキッズ・双子の男の子」のきょうへい&るい (@ayaya315)を熱狂的に追いかける人がいます。

あるいは、「女子高生・ドバイ・セレブ生活・ファッショニスタ・元芸能人の娘」のケイナ(@k_ayna)の投稿に夢中になっている人もいます。

Touchdown in London Town 🇬🇧 @samo_shalaby

Kaynaさん(@k_ayna)が投稿した動画 –

こうした雑誌とInstagramでの違いをまとめると以下となります。

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ファッション雑誌はもちろん、これまでのメディアでは簡単には生み出せなかった特徴がこの粒度の細かさです。こうしたInstagram特有の細かい粒度で、熱心にフォローされる対象がいわゆる“インフルエンサー”と呼ばれるようになっています。

企業のフォロワー獲得施策のヒントは一般人がインフルエンサーになるきっかけにある

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では、インフルエンサーは何がきっかけで多くのフォロワーを獲得するに至るのでしょうか?

これは企業のフォロワー獲得施策と通ずるモノがあります。ブランドも知名度もない一般人がインフルエンサーと化す理由は、当然ながら”コンテンツ”によるものです。特定層に向けた明確なメッセージ性を持った、クリエイティブな写真や動画コンテンツは時に大きく拡散され、瞬く間に注目を浴びます。

フォロワー獲得施策の参考になる、注目を浴びているインスタグラマーに共通する特徴は下記の4点です。

【1】テーマが明確かつニッチ
【2】撮影方法やメッセージなどコンテンツに一貫性がある
【3】投稿の継続性
【4】過度のハッシュタグ使用をしない

Instagram上で活躍する人々は一般受けするコンテンツではなく、ニッチなテーマで絶えずコンテンツ供給を行なっているのです。

例えば16,000人以上のフォロワーを集めるaikove1025さんは、ターゲットを10代・20代以上の女性に絞った投稿を行なっています。ネイルやリップ、スキンケアなどの化粧品から始まり、カフェでお茶を楽しむ様子、観光地できれいに撮ったショット、ルーフトップバーでくつろいでいる様子……などなど。1枚が作品として完結し、情報量がしっかり制御され、誰に対して何をアピールしたいのか雄弁に語ってくるような内容となっています。

そしてフォロワー獲得の意欲を表には出さず、個人の趣味感覚で投稿しているケースが多数です。自然体に見えるスタンスが、一般人にとっても親しみやすさ・敷居の低さを感じさせます。一般人であっても多くのフォロワーを獲得するインスタグラマーが生まれ、活躍しているのはこうした理由からではないでしょうか。

大切なのは自社のこだわりを投稿すること

極端な話、いままで家族にすら見向きもされなかった個人であっても、ちょっとした趣味や活動が世界中から熱心なファンを集めうる時代となりました。Instagramという世界と繋がるプラットフォームのおかげです。

一夜にして有名になった一般人インフルエンサーの多くが、自分にとっては特別ではない投稿が大きな注目を突然浴びて驚いたと言います。

企業のマーケティング担当の皆さんも、自社でこだわりがあるモノがあれば、今から投稿を始めてみましょう。そのこだわりを目にした人々からの”いいね!”やフォローが殺到してその次の日には驚くべき成果(”いいね!”数・フォロワー数)をあげられるかもしれません。一般人が注目を浴びて多くのフォロワーを集めて、新タイプのモデル=インフルエンサーとなったように。

Written by Matt Masui

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